早期燻焼火災検知設備　ACOM

●乾燥機内壁に堆積、付着した粒子塊の深部燃焼、燻りによって発生する微量のCOppmを監視する。粉体における熱分解、燻焼火災の発端を検知し、火災の進展を防止する設備である。
●有機物燃焼の初期（無炎、無煙）において従来の局所的な熱・CO検知では同定ができなかった広空間におけるスモルダリングの早期検知を可能とした。
●給気量と排気量のガスに含有するCO成分（ppm）をモニターし、差分を分析することで燃焼初期の検知を可能とした。
　差分値の過多によってシャットダウン、放水アクションに連動させる。

【用途】
大型スプレードライヤー、流動層乾燥機の粉体プロセスで数百システム実績有り。

【製品の特徴】
●熱検知や、目視では発見できないスモルダリングの早期検知を自動検知し、プロセス・オートメーションに連動。
●乾燥機の給気と排気に含有するCO ppm差分を検出すため誤報・失報率を低減。
●検出タイミングの同期化、比較サンプルの等量化によってリアルタイムな分析をMHIに表示。傾向・過去のトレンド分析が可能。

【構成部品】
●キャビネット
　（堀場CO分析器をコアとしたサンプル吸入制御装置及表示、移報機構実装）
●給気系サンプリングプローブ
●排気系サンプリングプローブ（フィルター付）
●レンジ：5，10，20，50，100 ppm
●サンプル吸引管：テフロンホース8/6mm