媒体流動乾燥機

媒体流動乾燥機 製品画像

【概要】
●連続的にスラリーを乾燥し、スラリー中に分散された固形分を一次粒子の大きさで取り出す乾燥機
●乾燥塔内で熱風により流動化状態にある媒体にスラリーをポンプで直接供給
●スラリーは媒体表面に膜状に付着しながら流動層内部に分散
●スラリー中の蒸発物は短時間で乾燥し、媒体粒子の表面に残った固形分は媒体同士の接触により剥離し排気と共に流動塔より排出され、サイクロン・バグフィルター等で乾燥粉体として回収
●媒体同士による衝突や摩擦作用により乾燥粉体は原料粒子径に近い大きさで回収可能

【特長】
●媒体粒子の流動化により、スラリー状の原料を迅速に効率よく層内に分散できるため、低粘度から高粘度まで広範囲にわたっての乾燥処理が可能
●伝熱容量係数が通常の流動層乾燥装置と同等の値が得られるためコンパクトな装置設計が可能
●スラリーを微粒化するための噴霧装置を必要としないため、スラリー原液の粘度調節が不要
●乾燥塔内は回転機器や駆動部分がないので保守点検が容易

【適用例】
●化成品:セラミックス(アルミナ、ジルコニア等)、セルロース、炭酸カルシウム、顔料、トナー、炭化物
●二次電池材料:硫化物系粉体、金属シリコン、カーボン
●合成樹脂:PE(ポリエチレン)、アクリル系樹脂
●バイオマス:セルロース

株式会社奈良機械製作所

NARA MACHINERY CO., LTD.